エアアジアとマリンド、従業員を大量解雇へ -2020/06/06
2020.06.06 コロナ格安航空のエアアジアは従業員300人以上を解雇するもようだ。地元テレビの『アストロ・アワニ』が報じた。
同社のリアド・アスマット最高経営責任者(CEO)は4日に社内でのブリーフィングを行った際、パイロット172人、客室乗務員111人、エンジニア50人の333人を解雇すると説明した。解雇される従業員に対してはメールで通知するといい、解雇予告手当も支給する。
同CEOは「以前のように運航して行くには、人員整理の他に選択の余地がない」と苦渋の選択だったと話した。
また、中長距離運航子会社のエアアジアXでも外国人を含む従業員の解雇を近く実施する見込みだ。
一方、マリンド・エアは5月29日付の社内回覧で全社員に対して自主退職(VSS)を求める通知を出した。回覧で同社人事部は「今後6~12カ月は経営を回復させるのは難しい」と指摘。6月15日までに人事部に申請するよう求めた。
同社は4月いっぱいまで全便運休とし、指定従業員以外は無休休暇、60歳以上の従業員に対しては雇い止めの措置などを取っていた。