ついに理髪店、美容院の再開が許可 -2020/06/06
2020.06.06 コロナイスマイル・サブリ上級相兼国防相は6月6日の会見で理髪店、美容院は10日からの営業再開を認めると述べた。
これら美容関連の店舗はいわゆる「3密」の温床となることから政府はこれまで再開を認めていなかった。
同相は再開に際し、許される業務について、「基本的なヘアカット、洗髪、ひげと口ひげのトリミングとシェービング、ヘアトリートメント、マニキュア、ペディキュア、洗顔とトリートメント」と具体的に列挙。また店舗スタッフは、常にマスク、顔面シールド、手袋を着用する必要があるとしている。
また、それぞれの顧客に対応する際に手袋を交換しなければならないほか、顧客は使い捨てのエプロンを着用しなければならないと定められた。
なお、60歳以上の高齢者の来店に際しては、多くの人々との接触を避けるために事前に店舗に対して予約するように助言。こうした高齢者対応について、他の顧客を入れないようにすべきと述べている。
こうした内容は標準運用手順(SOP)に盛り込まれる見込み。
さらに「スタッフが顧客の自宅などに出向いて髪をカットするほうが安全」との考えも示した。
マレーシア・理髪グループ協会は政府の決定を受け、歓迎の意を示している。ただ、SOP対応のためコスト負担が増大することから、同協会に加盟する7つの同業者団体に対し「5~10リンギの価格の引き上げを認める」との方向性を述べている。