タワール・クラスター、感染力の強いウイルスを発見-2020/08/29
2020.08.29 コロナ保健省のノール・ヒシャム事務次官(衛生総監)は8月27日、クダ州タワール地区でのクラスター感染の一部患者から採取したウィルスに感染力の強い変異したウイルスD614Gが発見されたことを明らかにした。
このD614Gは先に同州で発生したシバガンガ・クラスターの感染者で発見され、これまでの新型コロナウイルスより10倍の感染力をもつ。
タワール・クラスターの感染者からは14のサンプルを採取。このうち4つからD614Gが発見されたという。
同事務次官は「両クラスターのウイルスは起源が同じだろう」との見解を示したが、マレーシアにおいては2つのクラスターの間での疫学的なつながりはわかっていないため、今後もさらなる調査を行うとしている。