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政府はこのほど、新型コロナウイルスのワクチンの調達や輸送などで44億8200万リンギを費やしたことを明らかにした。
政府が配分した予算は46億5100万リンギ。
国家信託基金から39億9600万リンギ、残りは新型コロナ基金から拠出されたが、今年4月30日現在で1億6893万リンギが残高としてあるという。
これは新型コロナウイルス・ワクチン調達に関する報告書で明らかになったもの。
この中では2020年11月23日に財務省が調達の公開入札や見積もりの上限価格の制限がないことなどの手続きを承認したことも記載された。
緊急性が高かったためニーズに沿った調達プロセスを加速させたとしている。
また、ワクチンのスムーズな調達のため、世界保健機構(WHO)などが主導したCovaxに参加し、政府はオプション購入契約を選択。
ワクチンの種類を柔軟に選べるようになったものの、納期が守られなかったため、メーカーと直接交渉することになったとも報告書で明らかになった。
マレーシアでは2021年4月23日にファイザー製を含むワクチンを26万8800回分、その1か月後の5月21日には55万9200回分しか受け取れなかった。
また、アストラ・ゼネカ製のワクチンは2021年6月に受け取るはずだった55万9200回分は9月になって初めて受理したという。
ジョンソン・エンド・ジョンソン社製のワクチン45万3600回分も半年遅れて2021年末になって受け取ったという。
納期がずれ込んだ要因としてワクチンの需要が急増して、工場が一時停止したこともあったとしている。