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3月18日で新型コロナウイルス感染拡大による「ロックダウン」の開始から、ちょうど4年目を迎えた。
当時、感染拡大防止を目指し、政府役人として国民への情報説明の先頭に立ったノール・ヒシャム元保健総監は、パンデミックによるロックダウンが国を揺るがしてから4年後となるこの日、同氏が在任中に世界と国を覆った前例のない危機を回想。4年目の節目に当たり、「コロナのパンデミックから学んだ教訓を忘れず、我々の医療システムに対し、さらに投資し改善すべき」と述べた。
「当時は治療薬もワクチンもなく、PCRを使用した診断能力も限定的だった」とし、「パンデミックに対し、私たち国民は団結を求められる中、感染症予防管理法を根拠にロックダウンを宣言したのは、いわば歴史的な瞬間だった」と当時の状況についてコメント。世界的な危機の中で示された団結と精神を思い出し、我々の医療システムをさらに強化する必要性を改めて国民に呼びかけた。
同氏はコロナの感染が広がっていた最中、毎日夕方になると必ず会見に登場。その後首相も務めたイスマイル・サブリ氏とともに、「マレーシアのコロナ対策の顔」として国民の間で広く知られることとなった。ノール・ヒシャム氏はこうした経験も買われ、現在は世界保健機関(WHO)の「健康緊急事態の予防・準備・対応のための常設委員会(SCHEPPR)」トップという要職に就いている。