ホームマレーシアニュース【寄稿記事】MCO中のマレーシアの学校の対応について~インターナショナルスクール・大学~-2021/01/23
【寄稿記事】MCO中のマレーシアの学校の対応について~インターナショナルスクール・大学~-2021/01/23

【寄稿記事】MCO中のマレーシアの学校の対応について~インターナショナルスクール・大学~-2021/01/23

2021.01.22 コロナ
本日2021年1月22日(金)時点、マレーシアではRMCOが3月末まで確定しており、一部地域については当初のMCOが1月26日までとなっています。また、昨日配信させていただいた通り、クアラルンプールについてはこのMCOが2月4日まで延長となる運びとなりました。 こうした中で、マレーシア現地の学校はどのような対応を行っているのでしょうか。 今回は、インターナショナルスクールと大学の対応をマレーシア留学・移住のコーディネーター『ルシュエット』様に状況を教えて頂きました。
※以下の内容は学校からの返答をもとにご案内をしております。 ※内容については変更が見られることもございますので、都度確認をお願いします。 ※本来は個別対応の案件になりますので、内容については一切の責任を負いません。

1. MCO中のインターナショナルスクールの対応
既に入学済みの生徒についてはマレーシア 国内外問わず、基本的にオンライン授業での対応となっています。新規入学生については、今後、通学再開となる可能性もあることから、基本的には渡航解除になったタイミングもしくは何らかのビザをお持ちの方であればオンライン及び通学にて入学が可能なことが多いです。
※以下については現時点の内容であることと、学校によって様々対応が異なる点をご認識いただいた上でお読みください。


在学生に対して
【高学年】 まず「MCO中の通学は認められていない」というのが前提となりますが、その上でマレーシアのMOE(教育省)は、Year 11・Year 12(Year 13)の学年については、卒業・大学進学資格のための試験などを控えているため、各学校の判断に委ねた上で、教育省や保健省の細かい行動規約(SOP)の指示を守る前提で通学を認めている学校もある状況です。 【それ以外の学年について】 基本的にオンライン授業対応となっています。 各学校とも昨年のロックダウンでの経験から元々オンラインを活用した授業を日頃から取り入れていることもあり、今回の再ロックダウン時の切り替えもスムーズでした。 Google Classroomやzoomなどを活用して、英算数の授業だけでなく、クッキングでサンドイッチを作ったり、スライムを作ったり、植物を育てたり、その内容は様々。 最近では、複数の生徒がグループでzoomを通して楽器演奏の発表会を行うといったこともあるようです。
オンライン授業の提供内容と、それに対する生徒のパフォーマンスも上がっているのが見て取れます。 ただ、やはり学校に実際に通学出来た日の子供たちの表情はとっても生き生きしていたという声も多くあり、早く子供たちがキャンパスでみんなと会える要になる日が早く来ることを祈ります。


IGB インターナショナルスクール ・新規入学生への対応:バーチャルツアー・カウンセリング・受験の対応 ・一部学年のみ通学再開済み ・オンライン授業でも充実したIBカリキュラムに基づく授業開催のため、多くの教材・リソースを生徒・保護者へ提供 ※2021年1月22日時点

オーストラリアン インターナショナルスクール ・Year 11・Year 12については1月25日から通学再開 ・その他の学年についてはオンライン授業を継続 ・新規入学生については、バーチャルツアーとオンラインカウンセリングを提供。学年によっては事前のオンライン面談の開催アレンジなど柔軟に対応中 ※2021年1月22日時点

サンウェイ・インターナショナルスクール ・現在は全ての学年がオンライン授業で継続(Grade 12については大学所属になるため、別途対応) ・ウェブサイト上でオンラインのライブチャット対応 ・オンラインカウンセリング・バーチャルツアー・受験も対応


2. MCO中の大学の対応
現在、マレーシアの大学ではオンライン授業を継続とされています。 年明け以降、新規ビザ発給は再開されていますが、学生ビザを取得しマレーシアに入国した場合でも通学が出来る訳ではなく、マレーシアに入国する時期によっては引き続きオンライン授業が継続される可能性があります。
・これまでの手続きとは異なる点があること ・通常よりも時間がかかること
を予めご認識いただいた上で手続きを進める必要があります。 また、これらの規定については時期・大学によって日々変更が見られますので、都度大学へ確認をしながら進めることが大切です。 なお大学としては、コロナによるオンライン授業導入の動きを前向きに捉えている学校も多いようです。


INTI 大学 ■ 教師にとってのメリット ・生徒の進捗把握や得意・不得意をオンラインを通してより明確に把握することが可能になったり、より短期間での評価作業を行うことが可能になるなどのメリット
■ 生徒にとってのメリット ・論理的思考と作文、ビデオ作成などといったデジタルスキル、個人によるパフォーマンススキルの向上 ・創造性やコラボレーション、コミュニケーションなど、21世紀に必要なスキルをオンラインを通して行うことでより強化することができる
■ 大学としてのメリット 生徒が教師を評価できるプラットフォームなどを用意することで、教師の評価と授業レベルの向上に繋げることが可能


3. コロナ禍の中でも日本から出来ることはある
このような状況ではありますが、マレーシアのインターナショナルスクール及び大学では、オンラインを活用した柔軟な対応を見せてコロナ前はマレーシア現地で受験をするのが当たり前でしたが、今後は受験までも日本にいて完了するということが一般的になっていくとの見解を見せている学校もあるようです。


■ 寄稿者 Luchouette Sdn Bhd(ルシュエット) A2-12-07, Arcoris No10 Jalan Kiara, Mont Kiara, Kuala Lumpur 50480, Malaysia メールアドレス:info@luchouette.com HP:https://luchouette.com/
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