全従業員のワクチン接種で100％稼働を許可へ-2021/06/29

ムヒディン首相は6月28日、全従業員がワクチン接種を完了した企業に対して100％の稼働を認める意向を示した。緊急経済対策の発表のなかで述べた。
首相は通産省（MITI）が現在、官民連携ワクチン接種プログラム（PIKAS）を進めていることを指摘。各企業の敷地内で接種センターを設置して従業員の接種を進めるプログラムで首相は総額1億5000万リンギを充てることも表明した。「ワクチン接種率を高めるには重要なプログラム」との認識を示し、職場での感染拡大が収まる可能性があるとも述べた。
PIKASを利用した企業は接種センター設置にかかった費用の税控除が適用されるとも首相は明らかにした。
ただ、製造業など従業員数が多い企業で全従業員のワクチン接種をさせるのはハードルが高く、政府は今後別の方策を打ち出す可能性もある。