ほとんどの州で10月までに4期目に移行=首相-2021/07/27
2021.07.27 コロナムヒディン首相は7月26日、早ければ10月までにはほとんどの州で「国家復興計画」の4期目に移行するとの見通しを示した。同日に開催された国会で述べた。
この見通しは現在実施されている復興プロセスとワクチン接種プログラムの進捗状況をもとに出されたものと首相は説明。今後も各州のリスク評価を実施しながら順次移行させていきたい考えも示した。
首相はさらにマレーシア人の成人全員が10月までには2回の接種が完了させたい意向を示した。以前は2022年3月までに80%の成人が接種を完了させる目標を掲げていた。現在、1日あたり50万回の接種を行っていると説明し、新たな目標達成に自信を見せた。
全国で新規感染者数が多いクアラルンプールとスランゴール州では8月までにマレーシア人の成人全員が少なくとも接種1回は終わらせられるとの見通しも首相は示した。そのため、今後の新規感染者数は徐々に落ち着いていくとも述べた。
首相はまた、「1期目から2期目に移行した州は逆戻りさせない」とも明言。2期目から3期目に移った州も同様で国家安全保障協議会で先に決定したとも説明したうえで、「国家復興計画は出口戦略であるためだ」と強調した。
さらに、政府内では「国家復興計画ポータル」を作成中であることも首相は明らかにした。このポータルでは、各州の最新指標や関連情報、最新の標準運用手順(SOP)などを掲載し、すべての情報を参照できるようにするという。