【速報】首相 ワクチン接種完了者の緩和策を発表-2021/08/08
2021.08.08 コロナムヒディン首相は8月8日、ワクチン接種完了者に対する緩和策を発表した。10日から適用される。
対象となるのは、国家復興計画の第2期目以降のステージの州にいるワクチン接種完了者。ファイザー製、アストラ・ゼネカ製、シノバック製の接種を2回受けた日から14日が経過した人と、ジョンソン&ジョンソン製とカンシノ製のワクチンを1回受けてから28日経った人が対象。詳細は次の通り。
【観光】
・同じ州内の観光を認める。ホテルやホームステイの滞在も許可される。
・施設内に入る場合は必ず電子接種証明書を提示する。
【飲食店】
・飲食店内の飲食を許可する。17歳以下の子どもを連れることも可能だが、標準運用手順(SOP)を順守すること。ただし、必要時以外は利用しないことが望ましい。
・飲食店内の1テーブルの人数は通常の50%までとする。
・飲食店内では人の間の距離を確保し、換気を良くすること。
・入口にワクチンを接種完了した従業員数を掲示する。
・ワクチンを完了した客は飲食のみを目的とするようにする。
【移動】
・州間の移動は認めない。ただし、18歳以下の子どもで両親に会うためと遠距離に配偶者がいる場合の州越えの移動を認める。警察の許可は取ること。
・検問時は必ず電子接種証明書を提示すること。
・マレーシアに入国したマレーシア人および外国人(永住権およびMM2H取得者)は自宅での隔離を認める。
【スポーツ活動】
・屋外での非接触型スポーツを認める。これにはジョギングや太極拳、サイクリング、魚釣り、登山、ゴルフ、バイクのツーリング、テニス(シングルのみ)などが含まれる。
・屋外でのスポーツは午前6時から午後10時までとする。
・スポーツ施設の再開を許可するが、利用収容数の60%までとし、従業員の人数も同様とする。営業時間は午前6時から午後10時まで。
【宗教活動】
・モスクと礼拝所での金曜礼拝はワクチン接種完了者のみ入館を認める。
・非イスラム教の宗教施設での活動は礼拝のみを認める。
以上の緩和策は2期目と3期目の州と地域が対象で、1期目の州には適用されない。
【2期目】
ペラ、クランタン、トレンガヌ、パハン、ペナン、サバ
【3期目】
サラワク、ペルリス、連邦直轄区ラブアン島