ワクチン未接種者　一部施設利用の制限を検討-2021/10/01

カイリ・ジャマルディン保健相は9月29日、ワクチンの未接種者に対して一部施設の制限を検討していることを明らかにした。
政府が現在検討しているのは、飲食店、ショッピングモール、政府関連庁舎、大学、図書館への入店・入館を禁じるほか、スポーツ活動への参加も認めないというもの。今後閣議で議論するとしている。
今年4月に行われた同省の調査ではワクチン接種を拒否する人の数字が成人人口の5％に達しているとの結果が出ていた。接種率の低いクランタン州では約6万5000人がまだ受けておらず、このうち約1万人が接種を拒否しているという。
また、同相は一部業種の従事者に対しては接種を義務付けることも視野に入れているとも話した。特に医療関係、警備、教育、サービス業の従事者を対象とすることを検討していると説明した。