マラッカ州　選挙関連の集会を全面禁止-2021/11/09

マラッカ州国家安全保障協議会はこのほど、同州議会選挙に絡み、選挙関連の集会を全面禁止すると発表した。11月27日まで適用される。新型コロナウイルスの感染防止のため。選挙の投開票は11月20日。 禁止事項は主に「フィジカル・ディスタンシング」の確保が難しい集会で、1カ所に多くが集まることは禁じられた。ただ、政党の会合はワクチン接種を終えた人は参加可能だが、収容施設の50％までの人数に抑え、人との距離も十分に取ることが求められている。記者会見も同様で、マスクの着用も義務付けられた。 2020年9月にサバ州州議会選挙が実施されたが、このときは選挙向けの標準運用手順（SOP）は発行されなかった。選挙後には全国から駆けつけた応援演説の人に次々と感染していることがわかり、全国に拡大した。今年2月初めまで感染者数が激増した。 政府はこの悪夢の再来を抑えるため、集会を全面的に禁じる措置を取った。