ジョホール州セガマット地震　公共インフラに被害なしと当局発表

ジョホール州セガマットで8月24日早朝に発生した地震について、震源地周辺の公共インフラに深刻な被害は確認されていないと州当局が発表した。

ジョホール州公共事業・交通・インフラ・通信委員会のモハマド・ファズリ議長は、公共事業局（JKR）と灌漑排水局（DID）が実施した調査の結果、震源地から半径5キロ以内に位置する州および連邦のインフラはすべて安全で安定していると明らかにした。

対象には州内の47の州橋、14の連邦橋、10の高架道路、さらにセガマットのベコックダム、バトゥパハのセンブロンダム、クルアンのマチャップダムの3つのダムが含まれている。

ファズリ氏は「州政府として、すべての橋梁や高架道路、道路の点検と監視を継続し、ダムの安全性を確保していく。万が一影響や構造的損傷があれば、直ちに対応する」と声明を発表した。
また、住民に対しては公式発表を通じて情報を得るよう呼びかけ、憶測や誤報に惑わされないよう注意を促した。

州政府は「市民の安全を最優先にしている」と強調した。

この地震は24日午前6時13分に発生したマグニチュード4.1の揺れで、震源はセガマット西方5キロ、深さ10キロと報告された。
その後、同日午前9時にもマグニチュード2.8の軽微な地震がクルアン北西28キロを震源として確認されている。
揺れはジョホール州のほか、ネグリ・センビラン、マラッカ、パハン南部でも感じられたが、大きな被害や負傷者は報告されていない。