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ジョホール州セガマットで発生した一連の小規模地震は、古くから眠っていたメルシン断層の再活性化によって引き起こされたと、マレーシア鉱物・地質科学局(JMG)が断定した。専門家によれば、マレー半島は安定したスンダプレート上にあるものの、スマトラ西方のスンダ沈み帯などによる地域的な地殻応力が古い断層を目覚めさせることがあるという。
JMGは、今回の震源が横ずれ型の断層運動によるもので、震源深度は約10 kmと浅く、大規模な深層沈みや火山活動ではなく大陸地殻内のずれによるものだと断定している。
同様に、UTM(マレーシア工科大学)のシニア講師モハド・ザムリ氏も、セガマット近辺でこれまで活性断層の記録がなかったことを指摘した上で、今回の地震は断層の再活性化あるいは未確認の断層の存在を示唆していると語った。揺れの方向性が西北西―東南東沿いであることも、この断層の活動を裏付けているとしてさらなる調査の必要性を訴えた。
これまでマレー半島ではブキッティンギ(パハン)、ケニイル(トレンガヌ)、クアラピラー(ネグリ・センビラン)、マンジュン―テメンゴール(ペラ)などで古い断層による地震が記録されており、今回の事例もそうした活動の延長線上にある。
安全対策として、JMGは地震観測ネットワークの強化、活断層・古断層の地質マッピングの更新、および早期警報システムの整備が急務であると強調した。これにより公共の安全確保や重要インフラの保護に資するとの見解を示した。