9月のインフレ率、4.5％増に減速

マレーシア統計局は10月21日、2022年9月のインフレ率が前年同月比4.5％増となったと発表した。8月の4.7％増からインフレが減速した格好だ。食品価格が8月の7.2％増から6.8％増へと伸びが緩やかとなったことが主因だ。
食品以外で高い上昇率を記録したサブ項目は、レストラン＆ホテルが6.9％上昇したほか、輸送機器が5.3％増、家具・家財道具・家屋の修繕が4.4％増、住宅・水・電気・ガスが4.0％増と続く。また、燃料は4.0％増だった。
生鮮食品などの変動しやすい品目や政府による管理価格品目を除いたコア・インフレ率は、8月の3.8％増から9月は4.0％の上昇となった。
前月比では、9月のインフレ率は0.1％増となり、0.2％増だった8月に比べて伸びが緩やかになった。これは主に、食品・非アルコール飲料、レクリエーション・文化サービス、レストラン・ホテルの各項目がそれぞれ0.3％増にとどまったため。