第3四半期GDP　14.2％増＝予想を超える大きな伸びに

中央銀行のバンク・ネガラ・マレーシア（BNM）が11月11日発表した第3四半期（7～9月）の国内総生産（GDP）は、前年同期比14.2％増となった。ロイター通信のエコノミスト22人による予想中央値11.7％を大きく上回った。
2年以上続いたコロナ禍からの経済回復を示しているものの、世界経済の減速懸念は依然として残っている。
マレーシアのGDPは第1四半期に5％、第2四半期に8.9％拡大。これが第3四半期はさらに成長が加速している。BNMによると、2021年第2四半期に15.9％拡大して以来の高い伸びとなっている。
大きな伸びとなった理由についてBNMのノル・シャムシア・ユヌス総裁は「内需の継続的拡大、労働市場の堅調な回復、堅調な輸出が経済成長を支えた主な要因」と述べた。