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マレーシア統計局は6月9日、今年4月の製造業売上高が前年同期比2%減の1450億リンギにとどまったと発表した。
前月比では7.2%減となり、製造業売上高は2020年5月以来の最低額にもなった。
減少が著しかったのは主に食品・飲料・タバコ(12.7%)、輸送機器・その他製造業(4.9%)、石油・化学・ゴム・プラスチック(3.1%)とそれぞれ落ち込み、これらが大きく影響した。
全体の71.5%を占める輸出型産業の売上高は、2020年5月以降プラスを記録していたが、2023年4月には3.4%の減少を記録。
ただ、国内向け産業は、2023年3月の10.7%増に対し、4月は1.6%増とペースは落ちたものの、プラス基調を堅持した。
2023年4月の製造業従事者数は235万人で、前年同月の229万人から2.5%増加。
主に食品・飲料・タバコ製品(5.6%)、電気・電子製品(4.2%)、木材・家具・紙製品・印刷(2.7%)のサブセクターでの雇用が増えた。
この3業種の従事者数は製造業全体で半分以上を占める。今年3月比では0.1%の減少。
また、製造業従事者の賃金は2023年4月には従業員1人当たりの平均月給が前年同期比1.4%増の3413リンギット。
2023年1月から4月までの製造業全体の売上高は、前年同期比5.5%増の5944億リンギに達した。
一方、同期の従業員数は2.5%増の235万人、賃金は4.2%増の325億リンギとなった。