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今年に入って対米ドルのリンギ安が止まらないが、今週はさらに下落するとの見通しを専門家が示している。
世界経済の不確実性に伴い、リンギを含む新興国の通貨のボラタリティーが一因になっていると指摘する。
ムアマラート・マレーシア銀行の首席エコノミストのモフド・アフザニザム氏は「イングランド銀行の0.5%の利上げと米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢は今後も続く」と強調し、今週も注目を集めるだろうと指摘。
FRBや他の中央銀行は最終的にスタンスを変えるだろうが、発展途上国通貨はそれまで不安定な状態が続くとの見通しを示した。
同氏は1米ドルあたり4.66~4.67リンギで推移するとの見通しを示している。
また、クナンガ投資銀行は、中国の経済見通しの弱さと人民銀行の影響で人民元安に引きずられ、リンギが1米ドル=4.65リンギの標準を7カ月以上ぶりに突破したと内部メモで指摘。
今後も市場のリスクオフ心理の広がりで、リンギは1米ドル=4.64~4.67で推移するとの見通しだ。
今週もFRBのパウエル議長の発言や中国の購買担当者景気指数に注目が集まるものの、中国の追加刺激策のニュースがあれば、リンギは恩恵を受ける可能性があるとも指摘している。