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マレーシア統計局はこのほど、2022年の国民総生産(GDP)の伸び率が8.7%に上昇したことを発表した。
半導体や集積回路といった電気・電子製品など多様な製品への世界的な需要の高まりで輸出増が後押ししたと説明した。
同局はまた、雇用市場の継続的な改善、パンデミック後のデジタル化の拡大、観光業の活発化も2022年の経済見通しが楽観的な状況になった一因とも説明。
さらに、最低賃金の引き上げや現金支援策など政府の戦略的な政策が消費者の購買力を高め、内需拡大につながったともしている。
2021年のGDP伸び率は3.3%にとどまっていたが、2022年はマレーシア経済の回復力が増した。
中でもサービス部門の成長率は2021年の2.2%から大幅に上昇した10.9%に達した。製造業と建設業はそれぞれ8.1%と5.0%にとどまり、前年の伸び率から下がった。
ただ、パンデミック以前の2019年の水準を上回った。
州別でみると、8.7%を上回った州はペナン(13.1%)と最高を記録。
次にスランゴール州の11.9%、パハン州10.8%、クアラルンプールの9.2%。残りは全国の伸び率を下回った。
GDPの伸び率が最低だったのはサバ州の3.7%。
ラブアン島(4.0%)、クランタン州とペラ州(4.3%)と続いた。
また、全国の1人あたりのGDPは5万4863リンギ。
2021年の4万7547リンギから大幅に上昇した。
中でもクアラルンプールは最も高い12万7199リンギ。
次にラブアン島の8万5560リンギ、サラワク州の8万857リンギなどとなった。
最も低かったのはクランタン州の1万6567リンギ。