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中銀新総裁 今年のGDP予測4~5%を維持

中銀新総裁 今年のGDP予測4~5%を維持

2023.07.10 経済・現地企業

7月1日に中銀バンク・ヌガラ(BNM)の総裁に就任したアブドゥル・ラシード新総裁は9日、今年の国内総生産(GDP)をこれまで通りの予測4~5%を維持すると述べた。国営通信ブルナマのインタビューで答えた。

同総裁は「内需は引き続き底堅く、雇用市場にも改善が見られ、個人消費を下支えしている」と述べたうえ、観光業も順調に回復し、今後の成長が見込まれるためとも指摘した。

一方、国内のインフレに関しては「例年より高い水準であることから、警戒する必要がある」と述べた。

今年後半からインフレ率は低下傾向になるとBNMは先に予測している。

また、最近の対米ドルのリンギ安については「マレーシア経済のファンダメンタルズが正当に評価されていない」と話した。

パンデミック後にマレーシア経済は驚くほど回復しており、リンギが過小評価されていると苦言を呈した。

そのうえで、「根本的な経済ファンダメンタルズを反映するため、リンギ高になるべきだ」とも主張した。

新総裁は、最近のリンギ安は対外情勢などに左右されており、米ドルの動きと中国経済の実績の低下がリンギの重荷になっているとも説明。

リンギ相場は世界情勢に大きく影響するが、「BNMは秩序ある市場環境の確保に努めており、過度なリンギの変動を防ぐために介入を行う」とも発言した。

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