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アジア開発銀行(ADB)は7月19日、アジア太平洋地域の今年の成長率予測を発表した。
これによると、マレーシアの2023年通年の国内総生産(GDP)は4.7%、インフレ率は3.1%と予測。
これらは4月の予測値から据え置かれた。
ほとんどのサブ地域で今回は4月の予測値から据え置かれた。
ただ、東南アジア地域の4月の2023年通年の見通しはGDPが4.7%で、インフレ率は5.0%であったのに対し、今回はそれぞれ4.6%、4.9%と下方修正された。
一方、気になる中華人民共和国についてはサービス部門の旺盛な内需を背景に、中国経済は今年5.0%に拡大すると予測し、4月時点の予測からこちらも据え置かれた。
しかし、金融引き締めが主要先進国の経済活動の足を引っ張っているため、アジアの新興国からの電子機器やその他の製造品の輸出需要は減速している。
このため、アジア地域の2024年のGDP見通しは、4月時点の4.8%から4.7%へとわずかに下方修正された。
ADBチーフエコノミストのアルバート・パーク氏は、「アジア太平洋地域は、パンデミックから着実なペースで回復を続けている」と指摘。
内需とサービス活動が成長を牽引し、多くの経済が観光業の力強い回復からも恩恵を受けている。
しかし、産業活動と輸出は依然として弱く、2024年の世界的な成長と需要の見通しは悪化するだろうとも説明した。