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マレーシア統計局が8月25日に発表した7月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は、前年同月比で2.0%で、前月から0.4ポイント低下した。2021年8月以来の低水準となった。
最も高かったのは「レストランとホテル」(5.0%)で、「食品とノンアルコール飲料」(4.4%)が続いた。いずれも高い上昇率ながら、6月の数値からは低下した。
そのほか「保健・医療費・教育」や「住宅」などは1~2%の上昇率を記録した一方、「通信」はマイナス3.7%だった。
また、食品の中で最も上昇率が高かったのは「外食」(6.2%)、「肉類」(5.5%)、「コメ、パン類、シリアル」(4.5%)などで、「調理油」はマイナス2.2%と鈍化した。
都市部のCPI上昇率は2.1%、地方は1.9%だった。2.0%を上回ったのは、パハン州(2.6%)、サラワク州(2.6%)、プトラジャヤ(2.6%)、ペラ州(2.4%)、スランゴール州(2.4%)、マラッカ州(2.2%)。
同局は、マレーシアの7月のCPIは近隣諸国と比較して低いと強調。タイ(0.4%)、中国(マイナス0.3%)だったが、フィリピン(4.7%)、シンガポール(4.1%)、インドネシア(3.1%)、韓国(2.3%)、ベトナム(2.1%)と上昇した例を挙げた。
マレーシア中銀は先週、前年が高水準だったことなどが影響し、下半期のインフレ率は伸びがさらに鈍化するとの見通しを示している。