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サラワク州出身のアレクサンダー・ナンタ公共事業相は9月1日、マレーシアの予測不能な経済状況を考慮し、同州で独自通貨の検討導入の可能性があると述べた。英字新聞ニュー・ストレイツ・タイムズなどが伝えた。
同相は「もしサラワク州の経済が好調で、マレーシア全体経済があまり良くないのであれば、サラワク州は独自の通貨を持つかもしれない」と強調した。
これに対して、同州のアバン・ジョハリ州首相は2日、「同相の個人的な意見に過ぎない」と一蹴。独自の通貨を導入することは「非常に複雑な問題で包括的な研究が必要であり、同州はマレーシア・リンギを引き続き使っていく」として、独自通貨の検討を否定した。
マレーシアでの通貨発行は中銀のバンク・ヌガラのみが権限をもっている。現職閣僚の突然のこうした発言は波紋を呼びそうだ。