サラワク州　ボルネオ島横断鉄道の実現性調査を実施

サラワク州のアバン・ジョハリ州首相は9月6日、ボルネオ島横断鉄道の実現性調査を行っていることを明らかにした。同州だけでなく、ブルネイやインドネシア側との包括的な鉄道網設置の可能性を探っているという。ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン東アジア成長地域（BIMP-EAGA）第10回交通関連会議に合わせて開催されたサラワク州交通会議で述べたと、電子版マレー・メールが伝えた。

同州首相はインドネシアの首都が将来、ジャカルタからカリマンタン島に移転するため、国境を越えてつながる必要性を強調した。同州首相は、「接続できれば、貿易、投資、経済成長の新たな機会を生み出すことができ、効率的な移動で地域の経済競争力も高まる。主要地域の中心地には電車でつなげていきたい」と語った。