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リテール・グループ・マレーシア(RGM)は9月8日、2023年の小売業界の成長率見通しをこれまでの4.8%から2.7%に大幅に下方修正したと発表した。今年第2四半期(4~6月)の小売売上高が予想をはるかに下回る前年同期比マイナス4%となったため。ニュースメディア、ザ・エッジが伝えた。
小売業のサブセクターである百貨店の第2四半期の売上高は、前年同期比9.6%減少。スーパーマーケット・ハイパーマーケットでは同比6.1%減となった。この時期は断食明け大祭(ハリラヤ)があったが、小売業は振るわなかった。通常ハリラヤでは多くの人が買い物に走り、2022年第2四半期の売上は前年同期比で62.6%増と過去最高の数字を出していた。
小売業界では、今年の残り3か月の見通しに悲観的だ。今年第3四半期(7~9月)の小売業の成長率は1.4%と、低い水準になると見ている。もともと3%の見通しだったが、こちらも下方修正した。
RGMは、「パンデミック以前にまで購買力は戻ったものの、ここ数か月で再び弱まっている」と指摘。生活必需品や消費財の価格上昇がロックダウン以前より著しく、これが大きく影響していると説明した。