マレーシア統計局は10月19日、9月の貿易総額が2244億リンギにとどまり、前年同月比で12.6%減になったと発表した。輸出入のいずれも同比2桁の減少となった。ただ、貿易黒字は続いた。
輸出額は1245億リンギで前年同月比13.7%減。なかでも鉱業製品の輸出が80億リンギにとどまり、同比28%と大きく落ち込んだ。次に農作物も同額で同比23.1%の減少。製造業は1070億リンギの同比11.8%減となった。中国への輸出も同比17.3%減と166億リンギにとどまった。
輸入額は1000億リンギの前年同期比11.1%減。鉱業製品が同比42.6%減の69億リンギとなったのが大きく響いた。米国からの輸入は77億リンギで同比26.4%減となった一方で、シンガポールからは121億リンギと同比7.6%増を記録した。2023年8月との比較では、輸出額は8.2%、輸入額は2.1%、貿易総額は5.4%とそれぞれプラスを記録した。