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チャン・リーカン科学技術・刷新相は10月24日、レアアースの加工品の輸出を認めると述べた。原材料の輸出は禁じる。ただ、時期について同相は述べなかった。
政府は9月に資源の搾取と損失を避けるため、レアアース原材料の輸出を禁止する方針を打ち出した。また、10月の2024年度予算案でも同様の内容をアンワル・イブラヒム首相は明言していた。
レアアースは31種類あるレアメタルの一種で、17種類の希土類元素の総称。発光材料や磁性体などに使われ、次世代自動車の部品の材料としても注目を浴びている。
マレーシアのレアアースの埋蔵量は推定3万トン。中国の推定埋蔵量4400万トンと比べると少ないが、各国は中国への依存を避ける動きを見せている。
一方、同省は24日に豪州のリナス・レアアース社に対し2026年3月まで天然放射性物質を含む原材料の輸入を許可すると発表した。同社の操業許可の更新に伴い、条件付きで同社の分解と浸出活動の継続が許可された。
同社は先に11月中旬までにレアアース混合炭酸塩処理工場を除き、マレーシアのすべての事業を一時的に停止すると発表しており、今回の政府の発表はこれを受けたものだという。