関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
マレーシア中銀バンク・ヌガラ(BNM)の金融政策委員会(MPC)は11月2日、翌日物政策金利(OPR)を3%に据え置くと決定した。据え置きは3会合連続となった。
BNMは今回の決定について、国内総生産(GDP)の事前予測で第3四半期の経済活動の改善を示唆しているためと説明。BNMは労働市場が堅調で、内需主導の成長が拡大すると予想している。また、2024年の成長は、電気・電子(E&E)の輸出の回復が期待されることによる若干の下支えもあるが、主に底堅い国内支出によって牽引されるだろうとも指摘。さらに雇用と賃金の伸びや観光客の到来と消費が改善される見通しで成長が期待されるとしている。
ただ、米国の金利環境が長期化し、地政学的な緊張の高まりに対する懸念もあることから、これらがリンギを含む通貨にも影響を及ぼしているとも指摘。国内外国為替市場の秩序ある機能を確保するため、流動性の供給を含め、ボラティリティ上昇のリスク管理を継続するとも付け加えた。