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MIDFリサーチは11月6日、年末にかけてリンギの対米ドルレートが上昇する可能性が高いと述べた。1米ドルあたり4.30リンギにまで戻ると予想している。
MIDFは、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げの見送り、中国の景気回復に向かっていることなどを理由として挙げた。翌日物政策金利(OPR)が2024年までは3%で据え置かれるとも予測し、政府系ファンド金利とOPRのギャップがこれ以上拡大することはないとしている。堅調な成長、低いインフレ率、対外貿易の改善といった経済ファンダメンタルズと相まって、リンギの回復を後押しするとも説明した。
ただ、今後のFRBの政策や米国債利回りの変動、中東の地政学的緊張といった不確実性に左右される可能性はあるとも付言した。
10月にはリンギが過去最低の4.794リンギを記録。これについてはリスク回避による資金流出が続いた結果、米ドル高が進み、リンギを含む他の通貨が下落したためだったと説明した。