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アジア開発銀行(ADB)は12月13日、『アジア開発見通し(ADO) 2023年12月版』を発表した。マレーシアの2023年の成長率見通しは下方修正された。
見通しの中でADBは、今年第3四半期(7~9月)の成長率は上昇したものの、外需の低迷で低調だったと指摘。堅調な内需や雇用情勢の改善、観光客の増加が成長率を支え、失業率は前年同期から低下したと評価した。
同期の投資も、数年にわたるプロジェクトが進展し、ハイテク企業が拡大していることから、持ち直しているとも言及。8月時点の観光客数は1300万人に達し、2023年目標の80%以上を達成したと指摘した。しかし、成長は引き続き世界的な需要減退によって抑制され、電気製品、石油製品、パーム油製品の輸出がさらに減少。輸出と製造業が依然として低迷しているため、2023年の成長率は9月の予測値4.5%から4.2%に引き下げた。さらに2024年の成長率も4.9%(9月予測値)から4.6%に下方修正したと説明した。
インフレ率は改善に向かっており、2023年の見通しは9月時点の予測値3.0%から2.8%に修正された。2024年の見通しは2.7%で据え置かれた。
東南アジア地域全体の2023年の成長率見通しは4.3%。9月の予測値より0.3%下方修正された。中でもタイの成長率が3.5%から2.5%に見通しを大幅に下げられた。地域全体のインフレ率見通しは4.2%に据え置いた。