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リテール・グループ・マレーシア(RGM)は12月5日、2023年の小売業界の成長率予測を2.8%に上方修正した。今年9月には2.7%との予測値を出していた。
RGMは「第3四半期(7~9月)の小売売上高が予想を上回る2.7%(前年同期比)の伸びを示したため」と予測値を上げたことを説明した。
レストランやカフェといった飲食業の同期の成長率は同比9.6%増。テイクアウトやキオスク、屋台は同比19.5%を記録しており、好調な勢い。ただ、第4四半期は生活費の上昇で外食を控えるようになるともRGMは予測。食材や人件費の高騰で飲食業での利益率は低下するだろうとも説明した。
RGMは、レストランとカフェの第4四半期(10~12月)の成長率は前年同期比8.3%、テイクオフ、キオスク、屋台の成長率は同比11.5%と見込んでいる。
また、第4四半期の買い物客数は2022年同期と同水準になるとも指摘。ただ、学校の休暇の短縮があるため、年末商戦の売上はパンデミック以前の水準には到達しない恐れがあるとも予想した。
2024年の小売業の成長率予測値は3.5%。ただ、新たに売上・サービス税(SST)が8%に引き上がり、高額商品税も導入されることから個人消費には大きく影響が出るだろうとも見通している。
なお、今年1~9月の小売業の成長率は、前年同期比3.3%増だった。