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キャピタルAが航空事業をエアアジアXに売却へ

キャピタルAが航空事業をエアアジアXに売却へ

2024.01.10 経済・現地企業

格安航空会社(LCC)エアアジアなどを運営する統括会社キャピタルAは1月8日、傘下の航空事業をエアアジアXに売却する計画を発表した。9日付の英字新聞ザ・スターなどが伝えた。

マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、カンボジアにおける全ての短距離事業を、長距離部門のエアアジアXに集約する組織改編の一環。航空事業の売却後、キャピタルAの株主は強力な上場会社2社の株主となる。キャピタルAのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は「グループを合理化し、分離した事業体のビジネス中心の評価を容易にすることで、株主に大きな価値をもたらす可能性がある」と言及した。

正式な売買契約は2、3週間以内に発表される予定。 新たに創設される航空事業は集中的な経営と明確に定義された戦略的方向性から恩恵を受ける態勢が整っており、成長機会を捉え、市場シェアを拡大し、最終的に収益性向上を達成する能力を高めることになるという。

売却後、キャピタルAは物流、飲食事業、デジタル金融、航空機サービスの4事業を継続する。フェルナンデス氏は「航空事業を分離することで、現在市場で過小評価されていると思われるグループ内の非航空事業も、その本質的な価値と可能性が認められるようになる」と強調した。

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