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KLIAエクスプレスなど運賃設定自由化

KLIAエクスプレスなど運賃設定自由化

2024.01.26 経済・現地企業

政府は1月23日、クアラルンプール国際空港(KLIA)と市内を結ぶ、KLIAエクスプレスとKLIAトランジットを運行するエクスプレス・レール・リンク社(ERL)の運営権を、2029年から2059年まで30年間延長することを明らかにした。さらに政府とERLは、市場レートに基づいて運賃を自由に設定できるようにすることでも合意した。国営ベルナマ通信などが伝えた。

ERLは現在、運賃とは別に、KLIAを利用する国内線乗客1人につき1リンギ、国際線乗客1人につき5リンギの旅客サービス料(PSC)の一部を政府から受け取っている。今回の合意で、政府はPSCの支払いを29年から中止する代わりに、ERLは運賃を自由に設定できるようになる。

この日行われた運営権延長契約の調印式でアンソニー・ローク運輸相は「KLIAの付加価値を高めることで健全な競争を生み出すことができ、消費者はより優れたERLのサービスを受けることができる」と述べた。さらにERLに対して「サービスが常に運賃に見合った最適なレベルにあることを保証し、より多くの乗客に利用してもらうためにサービスの質向上に取り組む必要がある」と強調。KLIAとERLは世界各国の旅行者にとってマレーシアのイメージを形づくる “第一印象”とし、「特別な鉄道サービスの運営者として重要な責任を負っている」と語った。
 

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