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マレーシア不動産開発大手のYNHプロパティーは1月29日、クアラルンプールのモントキアラ地区に所有する7階建て商業施設「163リテールパーク」を同業サンウェイ・リアルエステート・インベストメント・トラストに2億1500万リンギ(約67億円)で売却すると発表した。英字新聞ザ・スターなどが伝えた。
売却資金は運転資金と借入金の返済に充てる予定。YNHプロパティ―はマレーシア証券取引所への提出書類で「提案された処分は、われわれグループがこの不動産への投資の価値を引き出し、収益化する機会を意味する」と述べ、不動産処分に適用されるキャピタルゲイン税がないため、もはや必要のない繰延税金の取り崩しを会計処理した後、約1204万リンギの純損失(プロフォーマ)を計上する見込み。
また26日には、マレーシアの不動産会社KLCCプロパティーホールディングス(KLCCP)が、商業施設「スリアKLCC」を運営する子会社スリアKLCCを完全子会社化すると発表した。KLCCPは現在、スリアKLCCに60%出資し筆頭株主となっているが、ほかの3社が保有する残りの40%(19億5000万リンギ相当、約610億円)を取得することで合意した。
KLCCPのShah Mahmood最高経営責任者(CEO)は「焦点を絞ったテナント戦略、深いデータに基づいた顧客理解、小売業界を活性化するための長期計画により、スリアKLCCは前向きな長期的見通しを持っており、KLCCPが属するKLCCPステープルド・グループの資産ポートフォリオの価値を高めるだろう」と言及。今年第2四半期(4~6月)までの取得完了を予定しているという。