ジョホール州首相、高架式連節バス運行を政府に提案

ジョホール州のオン・ハフィズ・ガジ州首相は、連邦政府に対して高架式自動運転ラピッドトランジット（ART）システムの設置を提案した。同州ではこれまで、「線路を必要としないトラム（路面電車）」と言われる、複数車両を連結した連節バスの運行実証実験を行ったことがある。

同州首相は4月16日、初のシンガポール行き電気自動車（EV）バスの運行開始記者会見の席上、「高架式ARTの提案は連邦政府に提出済み」としており、イブラヒム国王（ジョホール州王）とジョホール州のトゥンク・イスマイル・スルタン・イブラヒム摂政らの同意も得ているという。

さらに同州首相は「ジョホール州ではさらに多くの交通オプションが必要だ」と述べ、「州民にとってシームレスな接続を実現するため、（ジョホール・バルでバスを運行する）ハンダル・インダとも協力している」と説明。ジョホール州とシンガポールを結ぶ高速輸送システム（RTS）リンクの完成後には、ジョホール州内で更なる交通渋滞が起きる可能性もあり、こうした問題に対処するための州政府