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マレーシアの中間層40% に当たる「M40層」は、昨今の食費や光熱費の請求書を見て頭を抱えているのが現状だという。可処分所得が物価上昇でどんどん削られているからだ。
中流階級に当たるM40層の人々に対する政府からの援助が限られており、諸物価高騰の中、生活費を工面するのに、常に綱渡りをしているという。
M40層は全国で316万世帯あり、所得は5,251から1万1,819リンギの層を指す。
「中流階級」ということばには主観的な要素をはらむ。収入の範囲内であっても、経済的に安心できる人もいれば、負担を感じる人もいる。
補助金や援助が本当に必要な人に届くようにするため、マレーシア中央データベース・ハブ(Padu)が1月2日に政府によって立ち上げられた。
Paduは家計の支出や生活費を考慮しているが、複数の世帯を扶養しているような「M40の独身者」に重くのしかかる他の要因を考慮していないと主張する専門家もいる。
加えて、対象を絞った補助金や売上・サービス税(SST)の引き上げを含む増税といった経済改革も、M40層により大きなプレッシャーを与えている。