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英金融大手HSBCは7月23日、マレーシアの国内総生産(GDP)成長率について発表した。これによると2024年は前年比4.5%増と予測している。これはアナリスト予想をわずかに上回っており「上振れリスク」があるとみられる。
HSBCのアジア・グローバルリサーチ共同責任者兼チーフアジアエコノミストであるフレデリック・ノイマン氏は、「この予測はマレーシアの堅調な経済パフォーマンスと外国投資の流入によって支えられている」と説明。「年後半(7~12月)は貿易高が回復、主に消費者向け電子機器がその恩恵を受ける」と予想。さらに、「マレーシアを含む東南アジア諸国の経済が好調を維持しており、利上げにもかかわらず金融ストレスの兆候が見られない」と指摘した。なお、世界的に成長の鈍化する中、マレーシアからの輸出が好調であることが驚きであるとも述べた。
なおHSBCは、2024年のアジア経済全体の成長率を4.9%増と予測している。
また、2024年のマレーシアの政策金利が3.0%で維持されるとの見通しを堅持。「マレーシアに関しては、利上げの可能性は利下げよりも高いが、どちらも我々の中心的話題ではない」とコメントしている。