WeChat Pay MY、国内での支払いサービス終了へ

電子ウォレットサービスWeChat Pay MYは、9月1日をもってマレーシアでの支払いサービスを終了すると発表した。その理由は「事業戦略の調整」によるものだという。WeChat Pay MYは、2018年に初めてマレーシアで導入され、WeChatメッセージングアプリに統合されたモバイル決済およびデジタルウォレットサービス。

ユーザーは今年の12月31日までに電子ウォレットポータルを通じて残高を引き出せる。2025年1月1日以降でも特別な手続きにより引き出しが可能としているが、口座の利用者に対し早めの対応を促している。

新規電子ウォレットユーザーの登録はこの先受け付けない。

現在のユーザーは、できるだけ早くWeChatアカウントにログインし、「Me > Pay and Services > Balance > Withdraw」をタップし、指示に従って引き出し手続きを完了すること。

同社は、既存のメッセージングサービスやWeixin Payなどのプラットフォーム上の他の機能は通常通りの運営を続けると述べている。一方で、Weixin Payは、中国を旅行するマレーシア人の簡単な支払いを可能にし、また中国人観光客のマレーシア国内での支払いもサポートし続ける。

WeChat Pay MYのマレーシアでのサービス終了は現地ユーザーに限られ、中国人観光客がマレーシアでWeChat Payを使用することには影響しない。