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マレーシア航空は、長距離便を中心に8月18日の週およびこれまでの数カ月間にわたり、一連の重大なメンテナンスの不手際による問題続出の結果、12月までの運航スケジュールの削減を発表した。故障での折り返しや他空港への緊急着陸という重大案件のほか、機材不足により多くの便がすでにキャンセルされており利用客の不満も高まっていた。
同社のイズハム・イスマイル・グループマネージングディレクターはすべての利用予定顧客にメールで現状を知らせる措置を取った。しかし「これではキャンセルによるトラブルを軽減するにはほとんど効果がない」とメディアにも揶揄される結果となっている。なお、問題はマレーシア航空にとどまらず、近距離運航会社のファイアフライにも混乱が波及している。
イスマイル氏は、「この重大な問題に対処するため、供給チェーンの制約、人員の不足、その他の外部要因など、運航上の困難に寄与している根本的な原因に即時対応を行っている」と説明する一方、「2024年12月までの間、一時的にネットワークを縮小し、必要に応じて是正措置を講じる予定だ」と述べている。
この結果、同社の日本線を含む長距離便の多くなどを対象に、「無料で予約変更を受け付ける」と発表したが、実際には予約担当の電話も通じないのが現状だ。オンラインでも予約変更の手続きは可能で、他社便への振替も実施される可能性がある。