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隣国シンガポールの通貨、シンガポールドルは、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策見通しに対し、シンガポール金融当局による強気な姿勢が好感、約10年ぶりの高水準を記録した。
8月23日夜にシンガポールドルは2014年以来の水準に達したあと、週明け26日早朝には1米ドル当たり1.30シンガポールドル前後で変動。同日、午後2時5分には1米ドル=1.3019シンガポールドルの値をつけた。なお26日午後の対リンギ相場は1シンガポールドル=3.36リンギまで上がっている。
シンガポールドルは2024年に約1.5%上昇、アジアではリンギに次いで2番目にパフォーマンスの高い通貨となっている。
シンガポール金融管理局(MAS)は、為替レートを主要な金融政策手段として使用しており、インフレ抑制のため、7月の会合で「通貨の上昇傾向を維持する方針」を示した。また、シンガポール政府は7月に、対外需要の堅調さを背景に、2024年のGDP成長予測を従来の「1%~3%増」から「2%~3%増」に引き上げた。この経済拡大が、今後の通貨・シンガポールドルのさらなる上昇を支える可能性がある。