ホームマレーシアニュースMRT3号線、2032年までには全線開通へ
MRT3号線、2032年までには全線開通へ

MRT3号線、2032年までには全線開通へ

2024.09.12 経済・現地企業

クランバレーを環状に繋ぐことになる都市鉄道MRT3号線「サークルライン」が今年中にも着工の運びだ。都市部の交通渋滞を緩和し、公共交通の効率を大幅向上させることが期待されている。

クアラルンプールを一周するこの全長51kmの路線は、39kmの高架区間と12kmの地下区間からなり、全体で32駅が設置される予定。マレーシア初の環状鉄道線で、クランバレー地域の各地点に効率的にアクセスでき、クアラルンプール中心部を経由することなく異なるエリアへ移動できるようになる。ループ線全線を乗り通すと所要時間は73分で、1時間あたり2万5,000人の乗客輸送能力があり、1編成当たりの定員は最大750人となる見込み。

路線のうち、第1フェーズは2028年に部分開通、全線は2030年以降、遅くとも2032年に開通となる計画だ。
MRT3号線は、既存のMRT、LRT、KTM、モノレールと主要な乗換駅10カ所で接続することになる。

MRT3号線は、クランバレーの都市鉄道網を完成形へと近づけるもので、沿線エリアとしてセティアワンサ、ティティワンサ、パンタイダラム、パンダンインダをカバーする予定である。なお、日本人の居住者が多いモントキアラ付近の駅設置が取り沙汰されたが、このほど発表された駅設置予定によるとスリ・ハルタマスへの開設となったようだ。

2024年9月から12月にかけて、一般市民が駅の配置や路線案について意見を提出できるパブリックインスペクションが実施されている。

Tweet Share
エアアジア、「コモドドラゴンの里」へ新規就航
人材資源相「世界的水準の技能訓練セクターが構築できる」

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア