英国の変異種、国内で発見=保健省-2021/01/13
2021.01.13 コロナ保健省のノール・ヒシャム事務次官(衛生総監)は1月11日、英国が由来とされる新型コロナウイルスの変異種「B117」型が英国からの帰国者から発見されたと明らかにした。この感染者はすでに隔離治療を受けている。
発見されたのは昨年12月28日。この感染者に関する国籍や性別などの詳細は非公開となっている。
同事務次官は「10月からすべての帰国者に対してモニターを行っている」と述べ、「11日現在でこの変異種がほかに感染した形跡はない」と説明。「この変異種は悪い症状を引き起こさないが、感染速度が速く容易に感染させる」と指摘。このため、マスクの着用や手の消毒、「フィジカル・ディスタンシング」の徹底を常に行なうよう求めた。
この変異種は12月20日、英国のジョンソン首相が存在を発表。これまでに日本を含む40カ国以上で感染が確認されている。