ホームマレーシアニュース【週末の読み物】換気ガイダンスを発表 感染防止には外気の取り込みが必須-2021/07/18
【週末の読み物】換気ガイダンスを発表 感染防止には外気の取り込みが必須-2021/07/18

【週末の読み物】換気ガイダンスを発表 感染防止には外気の取り込みが必須-2021/07/18

2021.07.18 Uncategorized
労働安全衛生局(DOSH)はこのほど、新型コロナウイルスのパンデミック下での換気ガイダンスを発表した。屋内での感染率が高いことから、施設内での換気を十分にするよう強く促している。今回発表されたのは公共エリア、住居、非住居施設、医療施設での4つが発表されたが、前者3つの要旨をここに示す。
ガイダンスで共通して強調していることは、窓やドアをいつも開け、外気を取り込んで換気を良くすること。また、標準運用手順(SOP)でも決められているマスクの着用、「フィジカル・ディスタンシング」の徹底順守、手の消毒、人混みを作らないことなどを前提としてガイダンスは作成されている。
このガイダンスには、罰則規定は設けられていない。ただ、職場でのクラスター感染が発生すると当面の間は稼働・営業の停止措置が取られるので、ガイダンスをできるだけ順守するようにしたい。
○住居向けガイダンス ・エアコンを使っているときも窓を少し開けるようにする。 ・エアコンを使っていないときはできる限り、窓を開けておく。 ・ウイルスを不活性化させることができる空気をイオン化する機能がついたエアコンの設置を検討する。 ・扇風機や換気扇を使って室内の空気の流れを良くする。 ・室内の温度は23~26度が望ましい。 ・湿度は40~70%に維持するのが望ましい。 ・排水管の漏れがないようにしておく。排水口となるトラップ型U字管を乾燥させないこと。すべてのシンク、シャワー、バスタブ、床の排水口が少なくとも1日1回は使用されていることを確認する。水を30秒流せば十分である。 ・病人や新型コロナの感染の疑いのある人がいる場合は隔離スペースを設置する。 ・アパートメントにおいて隣人と近いバルコニーの使用を避けるようにする。
○屋内の公共エリア向けガイドライン ・パーティションを設置し、人との間の空気の流れを最小限にする。 ・過去24時間以内に感染者及び濃厚接触者がいたエリアは消毒と清掃が望ましい。 ・過去24時間以上経った場合は感染率が高くない場合に限って清掃のみを行う。 ・過去3日以上経っている場合は通常の清掃のみを行う。
-空調関連- ・換気空調設備がしっかりと機能していることを毎日確認する。冷凍庫や送風機と排気ファンといった設備を含める。 ・換気を最大限にする。 ・屋内空気の再循環を最小限にする。エアハンドリングユニット(AHU)に高効率フィルターをつけて再循環する空気を処理する。 ・外気の空気の取り込みが難しい場合は窓や壁に換気扇を設置する。 ・密閉空間では持ち運び用の空気清浄機を使用する。 ・居住空間に屋内の空気が漏れないようにする。
○職場などの非住居施設向けガイダンス
・室内の人口密度を下げる。 ・屋内の温度は23~26度、湿度は40~70%が望ましい。
ー 空調設備 ー ・空調設備のメンテナンスをしっかりとする。 ・フィルターの点検と交換を頻繁に行う。 ・世界保健機構(WHO)の推奨に基づき、1人あたり最低10L/s(1時間あたり36㎥)の新鮮な空気を供給する。 ・換気扇を連続運転させる。
ー 新鮮な空気を供給できない空間の場合 ー ・窓を開けて自然風を取り入れる。 ・換気扇を回して風通しをよくする ・持ち運び用空気清浄機を使用する。HEPAフィルターの付いたものが望ましい。
ー自然風がある空間ー ・扇風機は窓やドアに向かうようにする。 ・扇風機の風を直接人にあてない。
ートイレなどの空間ー ・人のいる空間とトイレが隣接している場合は換気扇を常に作動させておく。 ・トイレやキッチンなどの換気扇は最大風速で作動させる。換気扇近くの窓やドアは狭い範囲で空気が循環する可能性があるため、必ず閉めておくこと。 ・排水管排水口が漏れていないようにする。
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