9月の国内空港の旅客数 前月比74%増-2021/10/19
2021.10.19 経済・現地企業空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)は10月18日、9月の国内線旅客数が36万2000人の前月比74%増となったと発表した。クダ州ランカウィ島の観光再開と「国家復興計画」の進展で、利用者数を押し上げた。
9月の国内線の航空機の離発着数は前月比約20%増の1万回以上となった。ランカウィ島への離発着も9月16日から増便され、2週間で約3万7000人が利用したという。
同社は10月に入って州間の移動規制が解除されたことから、今後は旅客数はさらに増えるだろうと見ている。9月の国際線の旅客者数は9万6000人だった。
一方、同社は貨物事業で9月に中国中央龍騰航空をクアラルンプール国際空港(KLIA)に迎えたとも発表。クアラルンプール~深セン間を3週間に1回の頻度で運航させるという。パンデミックにより航空業界は深刻な影響を受けており、航空貨物の重要性が高まっているとしている。
なお、国内空港の年初から9月までの総貨物取扱量は、前年同期比24%増の約72万6800トンだったことも明らかにされた。