製造業PMI、10月はついに50超-2021/11/07

英情報調査会社IHSマークイットはこのほど発表した2021年10月の「マレーシア製造業購買担当者景況指数（PMI）」は52.2となった。景気判断の分岐点となる50を 越え、9月の48.1を大きく上昇、マレーシアの製造業の健全性は4月以降最も強く拡大していることが示された。
マレーシアの製造業は、コロナ規制の解除により、新規受注が4月以来の強い伸びを示したほか、生産量も6ヵ月ぶりに増加したことから、成長軌道に回復した。
マレーシアの製造業各社は10月、4カ月連続で前年同期比の見通しについて楽観的な見方を示した。
IHSマークイットの首席ビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は、今回の結果について「マレーシアの製造業が成長を取り戻したことを示している。工場生産と受注は4月以来の力強い伸びを示したが、これはコロナ規制が国内で4月以来の低水準に緩和されたことと、世界的な規制がパンデミックの開始以来の低水準に緩和されたことに一致する。