サラワク州与党 独自の航空会社設立を公約-2021/12/01
2021.12.01 経済・現地企業サラワク州のアバン・ジョハリ州首相は11月30日、与党のサラワク政党連盟(GPS)が12月に行われる州議会選挙で勝利した場合は独自の航空会社を設立すると発表した。事実上の公約となった。
同州には現在、1978年に設立された地域航空会社「ホーンビル・スカイウェイズ」がある。チャーター便を中心にビジネスを展開し、小型飛行機やヘリコプターを所有している。同州首相は「(新しい航空会社は)ホーンビル・スカイウェイズをモデルとしたもの」と説明。1便あたり100~200人ほどの乗客での運航を予定する。新航空会社は航空機をリースして中距離フライトを展開させたい意向を示した。州都クチンからシンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、バンコク、香港への定期便の就航を目指すという。
同州首相はすでに設立費用なども計算し、「州民に負担のかからないようにしたい」とも語った。
観光客の輸送のほか、貨物便のビジネスも展開させたいとしている。