ホームマレーシアニュース2021年通年の貿易額、初の2兆リンギを突破-2022/02/02
2021年通年の貿易額、初の2兆リンギを突破-2022/02/02

2021年通年の貿易額、初の2兆リンギを突破-2022/02/02

2022.02.03 経済・現地企業
マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)が発表した2021年通年の貿易統計によると、2021年のマレーシアの貿易総額は、初めて2兆リンギを突破し、1994年以来で前年からの伸び率が最大を記録した。また、貿易、輸出、輸入、貿易黒字はいずれも過去最高を記録した。
貿易額は、2年連続で縮小を記録した後、前年比24.8%増の2兆2,270億リンギとなった。 輸出額は26%増の1兆2,400億リンギに到達した。これは第12次マレーシア計画(2021~2025年)で示された輸出目標の99%に達した。これによりターゲットを4年前倒しで達成したことになる。
一方、輸入額は23.3%増の9,872億4,000万リンギ、貿易収支の黒字額は37.7%増の2,525億6,000万リンギで、1998年から24年連続で貿易黒字を達成している。
2021年の輸出については、電気・電子製品(E&E)、石油製品、金属製品、パーム油およびパーム油を原料とする農産物、ゴム製品、化学品および化学製品を中心に世界的に需要が高まり、それぞれ2ケタ増で過去最高額を更新した。一方、主要貿易相手国であるASEAN、中国、米国、欧州連合(EU)、日本への輸出がいずれも2桁の伸びを記録した。しかもこれらの国々への輸出は、日本を除くすべての市場向けで最高値を記録した。
2021年の輸入については、最終用途別の主なカテゴリーとして中間財、資本財、消費財が総額の74.2%を占める。
中間財は26.9%増の5,448億3,000万リンギで、輸入総額に占める割合は55.2%。加工された工業用品の輸入が好調なことから大きく伸びている。
資本財は機械・機械器具の部品の輸入増により、14.5%増の1,038億8,000万リンギ。輸入総額の10.5%を占める。
消費財は、加工食品・飲料用の食用調味料の輸入が増加し、13.2%増えて839億リンギとなった。これは、輸入総額の8.5%を占める。
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