ペナン州政府が建設計画をしているLRT事業が年内にも連邦政府から承認が下されそうだ。同州でLRTが建設されると州内の交通は大きく変貌する。
同州政府は「ペナン輸送マスタープラン」を先に策定。このなかでペナン島の東部を走るLRTの建設計画を打ち出していた。LRTはバヤン・ルパスLRTと呼ばれ、全長30キロの全27駅。ジョージタウン中心部のコムターからペナン国際空港を結び、さらに同島南部に3つの人工島を造成して、そこにも路線を開通させる。
3つの人工島の総面積は1800ヘクタールになる予定で、埋め立てのみで40億リンギを計上。LRT駅のほか、ダムや発電所3基も作る。1島は工業団地にし、残りは住居用の用地とする。埋め立てが順調にすすめば、LRTの敷設も2020年1月から開始する。
マスタープランではLRTのほか、モノレールやケーブルカー、水上タクシーも盛り込まれ、総額460億リンギを見積もっている。(Mtown)
画像:ペナン輸送マスタープラン
赤い路線が年内に承認される可能性のあるLRT路線(出典:8月11日付「Star」より)