通産省(MITI)は8月18日、7月の貿易総額が前年同月比14.4%減の2164億リンギにとどまったと発表した。ただ、貿易黒字は39か月連続で黒字となり、170億9000万リンギだった。
7月の輸出総額は前年同月比13.1%減、前月比5.8%減の1167億5000万リンギ。石油製品(前年同月比48.7%減)、パーム油(同比34.4%減)、機械・設備・部品(同比21%減)の輸出は、いずれも需要が減少したため、大きく落ち込んだ。これら3つの品目の輸出額は1012億5000万リンギ。電気・電子(E&E)製品の輸出額は前年同月比7.3%増となり、504億5000万リンギに達した。
一方、輸入総額は前年同月比15.9%減、前月比1.3%増の996億6000万リンギを記録した。中間財は488億9000万リンギで、同比20.9%減。資本財は工業用輸送機器の減少で同比3.6%減の105億3000万リンギ。消費財は、同比5.9%増の90億1000万リンギとなった。家庭で消費される加工食品と飲料の輸入が増加したという。
主要取引国3か国(中国、シンガポール、米国)からの輸入は、いずれも大きく減少。中国と米国への輸出は前年同期比で6.1%、2.2%の伸びを示した。