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マレーシアの格安長距離航空会社エアアジアXは、中東バーレーンを拠点とした新たな路線戦略を発表し、クアラルンプールと欧州を結ぶネットワーク拡大に向けた取り組みを本格化させた。ロンドン就航を視野に入れた同戦略は、単なる新規路線の開設にとどまらず、中東をハブとする長距離航空市場への再参入と接続性強化を狙うものと位置付けられている。
同社はクアラルンプール―バーレーン路線を新たに開設し、同国を中東地域の主要な中継拠点として活用する計画だ。バーレーンから欧州各都市への接続を強化することで、アジアと欧州を結ぶ新たな低価格ネットワークを構築する方針で、特にロンドン線の展開が戦略の柱となる。
この取り組みは、世界の航空市場の回復を背景に長距離路線の再拡大を図る同社の経営戦略の一環とされる。エアアジアXは過去に欧州路線を運航していたが、コスト上昇や市場環境の変化などにより一時撤退しており、今回の計画は欧州市場への本格的な復帰を意味する。
バーレーンを選択した理由について同社は、地理的な優位性に加え、湾岸地域と欧州を結ぶ交通の要衝としての潜在力を評価したと説明している。中東地域の航空ハブとしてはドバイやドーハが知られるが、比較的競争が緩やかなバーレーンを拠点とすることでコスト効率を高め、低価格モデルを維持しやすいと判断した。
また、バーレーン政府側も航空ネットワークの拡充を通じて観光や投資の誘致を進めており、今回の路線は両国の経済・観光交流の拡大にも寄与すると期待されている。エアアジアXは同拠点を活用し、将来的には欧州だけでなく中東・北アフリカ地域への路線展開も視野に入れている。
航空業界では長距離格安航空モデルの収益性が課題とされるが、同社は新型機の導入や燃費効率の改善、乗り継ぎ需要の取り込みによって持続的な成長を目指すとしている。今回の戦略は、アジアの格安航空会社による長距離市場での競争激化を象徴する動きとも受け止められている。