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マレーシア・サラワク州政府は、州が所有する新航空会社 AirBorneo が、来年1月に運航を開始すると発表した。これは、旧州系航空会社 MASwings を完全に買収し、既存の地方線を引き継ぐ形での再スタートとなる。
州運輸相である リー・キム氏によれば、買収手続きは12月末までに完了予定であり、1月には AirBorneo 名義の機体 ― ATR 72-500 型機とツインオッター機 ― による運航が始まる予定だ。 既存の MASwings の乗務員およびスタッフは、希望すればそのまま AirBorneo に移行するため、サービスの中断は起きないとのこと。
さらに州政府は、2026年末までをめどに国際線や都市間路線への拡大も視野に入れており、サラワク州およびボルネオ地域全体の航空アクセス改善に本腰を入れる構えだ。
AirBorneo の機体は、2025年8月に発表されたロゴ “Wings of Unity(統一の翼)” とキャッチフレーズ “Borneo for You” をまとい、サラワク州の多様な文化と地域アイデンティティを反映するデザインとなっている。
州政府はこの新しい航空会社に大きな期待を寄せており、「辺境や離島を含む地域の住民も安定した航空サービスを受けられるようにすること」「観光や物流、経済の活性化につなげること」を狙いとしている。サラワクおよびボルネオ地域の航空インフラ整備と利便性向上に向けた一歩として、注目が集まっている。